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 立山黒部アルペンルートが全線開通し、台湾の団体客が北陸に押し寄せている。ホテルや旅館は、石川、富山の空港を離発着する台北便の機材大型化や増便で昨年を上回る勢いで予約数が伸び、「満員御礼」状態だ。客単価も上昇し、売り上げも堅調だが、北陸新幹線金沢開業直後となる来年春は国内外から観光客らが集中し、客室を十分に用意できないかもしれないと懸念する声が出ている。


「ありがたいが、うちは100室しかない。お断りした分を含めると、昨年の2倍は軽く超える」。金沢国際ホテルを運営する浅田屋(金沢市)の浅田久太社長は悩ましげにこう語る。15日以降、台湾の団体客予約は連日4〜5件入った。特に今年は、小松空港到着後そのままホテルに入る「小松組」が目立つという。
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 「4月としては過去最高となった昨年並み」のホテル日航金沢や加賀屋(七尾市)をはじめ、金沢ニューグランドホテル、ANAホリデイ・イン金沢スカイ、ANAクラウンプラザホテル金沢も軒並み前年超えだ。大半が金沢国際ホテル同様、満員となった。富山エクセルホテル東急、富山第一ホテルもフル稼働の日が増え、「連日、台湾など海外客が8割近くを占める」(富山エクセル)状態だ。
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 予約が伸びている理由として、小松−台北便の機材大型化や小松、能登空港のチャーター便の増加がある。小松便は従来、152席で運航していたが、今年2月から184席に切り替えた。5月以降はさらに大型化する予定だ。小松、能登空港の台湾チャーター便は春運航では過去5年で最多の25便が就航する見通しで、富山空港では期間限定で台北便のデーリー運航が始まった。
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 客単価も最大で1千円近く増え、7千〜8千円台が中心となっている。金沢の都市型ホテルは東日本大震災後の誘客策として、値ごろな価格帯で売り出した時期もあったが、「値ごろ作戦は既に跡形もない。価格がやや高くても訪れたいという人が増えている」(ニューグランド)のが現状だ。「館内で夕食を食べる団体が増えた」(日航金沢、ANAクラウンプラザ金沢)ことも影響しているとみている。
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 もっとも、北陸新幹線金沢開業直後となる来年4月中下旬の状況に不安を抱くホテル関係者は多い。台湾からの観光客と新幹線で首都圏から訪れる観光客による「客室争奪戦」が避けられない見通しだからだ。特に学会などの大規模大会「MICE」の主催者は2〜3年前から客室を押さえており、来年は予約が取りにくい状態となっている。
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 各ホテルは既に台湾の旅行会社に説明を始めているが、「震災後の送客で、台湾にはとても助けられた。新幹線開業の年だからと言って台湾客を簡単には断れない」と頭を悩ませている。
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北國新聞社

最終更新:4月19日(土)2時57分
石川、富山のホテル 台湾客「満員御礼」

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